バブルの記憶~フロリダの土地ブーム~

バブルの記憶~フロリダの土地ブーム~

1920年代前半のフロリダは空前の土地ブームに沸いていました。19世紀終わりに、フロリダ州は鉄道が整備されるにつれ人々の交通が活発になっていき、観光地として栄えるようになっていきました。そして州内各地に豪華なホテルを建設されるようになりました。やがて、1920年代前半のフロリダ土地ブームを演出することになったのです。民衆はこぞって、マイアミやパームビーチなど、新たに開発された土地を買いあさり、ばかげた土地投機が起こったのです。別荘地への土地投機は「自分よりバカなやつがいる」と信じている人間がいるから起こります。高い土地を買おうとする心理は、「この土地は高すぎると思うが、自分より後に、自分より高く買うバカがもう一人くらいはいるだろう」と信じているからなのです。しかしこのバブルも、マイアミを襲ったハリケーンにより水を掛けられ収束、やっと土地ブームは落ち着いたのでした。そもそも砂上の楼閣なので、夢が覚めれば崩壊するのも早いのでしょう。
このような痛い経験を経て、土地バブルを起こさないようにと、アメリカで土地の鑑定制度が生まれ、やがて日本にも輸入されていったりしたのですが、お金の暴走はこの先も続いていきます。1920年代後半の株バブル、暴落、世界恐慌へと更に続いていきます。日本でも何度も土地投機が起こりました。1980年代後半のバブルとその崩壊はその最たるものでしょう。人の営みは今も昔もそう変わらないということでしょうか?。

喉元(のどもと)過ぎれば熱さを忘れる

その時感じた痛みや苦しみも、時がたてば忘れるという意味です。

直近で注目したいのはビットコインです。ビットコイン大手取引所の閉鎖(民事再生)がどう影響するでしょうか?。閉鎖後も通常に取引が行われ、今後も拡大を続けていきそうな気配です。昔は、投機の対象になったのは、土地や貴金属・チューリップの球根などでした。それが今は、政府の後ろ盾のない決済手段という、今までにない「モノ」です。言葉の定義すら曖昧なものに、我々は向き合っていくことになります。

 

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