スポンサーリンク

「騒音、ペット、違法駐車」皆が気にしているトラブルを解決する道

Three management problems that condominiums face トラブル
Three management problems that condominiums face
この記事は約7分で読めます。

分譲マンションの3大トラブルは、騒音、ペット、違法駐車となっています

全国の管理組合、区分所有者で国土交通省が定期的に行っている「マンション総合調査」によると、マンションで最も多いトラブルは、「居住者間のマナーを」めぐる問題だそうです。

解決方法は、「管理組合で話し合った」が、一番多く、その次に「マンション管理業者に相談した」、3番目に「当事者間で話し合った」 となっています。
「弁護士に相談した」「訴訟によった」は少数にとどまり、法的な手段によらず解決した例がほとんどです。

マンションは同じ建物を共有し、お互い生活する場です。裁判沙汰は避けたいというのが本当のところでしょう。

そこで管理組合の登場です。トラブルの解決にあたり管理組合の役員には、当事者の事情を良くわきまえたうえで、しこりをのこさず円満解決する手腕です。

★法的手段→ 現状把握 → 管理規約の解釈、実行 → 訴訟等法的手段へ

●組合・理事会主導→それぞれお互いの事情を熟知 → 警告・勧告 → お互いの話し合い → 場合によっては管理組合が人肌脱ぐ → 話し合いによる円満解決

 

この記事は以下のような人におすすめです

・理事、監事など、マンション管理組合関係の方で、住民から相談をうけている

・マンションに住んでていて、トラブルに悩まされている

スポンサーリンク

マンションのトラブルの項目で最も多いものは?

平成30年度の「マンション総合調査」(国土交通省)でマンションのトラブルの項目で最も多いのが、「居住者間の行為、マナーをめぐるもの」(55.9%)その内訳で「生活音」「違法駐車」「ペット飼育」の3つが上位を占めます。こういったトラブルを解決するには、理事会が中心になって、当事者に警告したり、マンション全体に注意喚起したり、警察や公共機関の力を借りることもあります。また、解決しない場合法的手段を講じることもあります。
国土交通省 マンションに関する統計・データ等

 

トラブルを未然に防ぐことがベスト

マンションのトラブルを未然に防ぐのがベストですが、現実なかなかそうもいきません。

違法駐車は警察へ通報

違法駐車は、警察に通報することで解決につながる場合も多いでしょう。未然に防ぐ方法としては、警告看板を立てる事などがあげられます。

生活音はなかなか解決しない

生活音とペット飼育については、経験上申し上げますが、なかなか解決は難しいのが現実です。生活音は、個人で感受性が違うように、ある人は迷惑と感じますが、他の人はそれほどでもない等、個々に捉え方がちがいます。

ペット飼育はモラルに訴えかける

ペット飼育については、よくあるのが、ペット(犬や猫)の排泄物の残骸がある、臭いがついている等があります。ペットを飼うのは人間なのですから、その人間のマナーを正してもらうのが先決です。何度も言う。何度も警告する等、粘り強いアプローチが必要です。

 

すぐに解決しないものは調査を周到に行う

このように、マンションの管理のトラブルは、すぐに解決するもの、一朝一夕に解決しない難題等、種類が多数あります。難題を解決するためには、専門的なアプローチが必要です。まず、マンションの管理者は、管理のトラブルを解決するために、時間をかけて詳細な調査を行う必要があります。その調査の結果をもとに、管理のトラブルを解決するための最適な方法を検討し、実行する必要があります。

キーマンを動かす

貴方のマンションにはキーマンと言われる人がいますか? マンション内で影響力のある人のことです。そのような人に相談し、マンション全体の問題として取り上げてもらうことも解決の糸口になります。

管理会社、マンション管理士からのアドバイス

マンションの管理サイドからは、管理規約・規則を守ってもらうよう働きかけることも重要な要素です。例えば、管理規約でペット飼育が可能となっているならば、ルールを守らない居住者ペット飼育を禁止する等、規則改正をする(ちらつかせるよう理事会議事録で周知する等)です。このようにルール(管理規約・規則)を守ることで、住民間の紛争を防ぐことができ、住民が安心して暮らせる環境を提供することができます。

まずはできることをやってみる(トライアンドエラー)

以上のように、マンションの管理のトラブルを解決するためには、専門的なアプローチが必要です。詳細な調査を行い、最適な方法を検討し、実行することで、マンションの管理のトラブルを解決することができ、専門家である管理会社の力も借りながら改善していくことができます。

 

騒音をどうやって解決するか

まずは警告

たぶん騒音を解決しようとするとき、管理会社の担当者は、掲示、警告ををしましょうと言うと思います。なぜなら、もっとも効率のいい、手間もかからない方法であるからです。事実解決する場合も多いです。

対象住戸とは限らない

問題は、掲示して、警告しても改善しない場合です。このような場合、あなたが騒音の被害者であるならば、予想している住戸が発生源ではない可能性があります。マンション内で音は上下左右に広がっていきますので、直上階で音が発生しているように聞こえても、実は直上階が原因ではない場合も多くあります。その場合は、その上、その横等、範囲を広げてみる必要があります。子供さんが騒ぐ、足音がうるさい等の原因の場合、簡単に直らないかもしれません。親が子供に言い聞かせても、騒ぐのをやめる子供さんだけではありませんよね。?!


こうなったら、解決は困難です。引っ越したほうがお互いの為かもしれません。

 

子供の出す騒音は親の責任

ここで、提案したいのは、家族内での会議、いいきかせです。親も人間で子供も人間です。他の人に迷惑をかけること子供にもわかってもらいましょう。管理会社も個人間のトラブルには首を突っ込みたくありません。面倒ですからね。

 

ペット問題をどうやって解決するか

管理組合規約でペット飼育が禁止されている場合

管理規約を確認しましょう。もしペット飼育禁止を明記しているのでしたら、たとえ室内で飼って他の人に迷惑をかけていない場合でも禁止を求めることは可能です。
ペットについての規定がなく、あとから管理規約で禁止した場合でも、禁止を認めた判例もあります。
さて、どのように禁止を求めるかですが、理事会に申し出ましょう。窓口は管理会社でもよいでしょう。そして理事会で審議にかけてもらい、飼っている人に禁止を指示します。住民同士ですから、直接やり取りをするのははばかられるでしょう。
このような場合、管理会社を上手く使うとよいでしょう。もし匿名を希望されるなら、問い合せ窓口担当者に相談しましょう。
窓口担当者には、氏名を明かしますが、その際、理事会に諮るときに匿名の組合員ですということで、審議してもらえばよいわけです。

管理組合規約でペット飼育が禁止されていない場合

この場合、細則、規則が定められている場合は、その内容を確認しましょう。ちゃんとルールに沿った飼育がされているかどうか、チェックし、改善する体制づくりも大切です。

お互い様の精神で!

大事なことは、ペットを飼う人も買わない人もお互い快適に過ごす住空間作りをするということです。あまり細かいルールを作っても守られないようでは息苦しいだけです。かといってペットを飼う人のマナーやモラルに任せているだけでは、多様な人が暮らすマンションでは不安です。マンションに合ったルールを作り、適度に呼びかけて改善される、そんな管理運営が望まれます。

Three management problems that condominiums face

Three management problems that condominiums face

 

(番外)AIを活用した最新テクノロジーの紹介

最後に、AIを使い、入居者を24時間多言語でサポートする仕組みを導入しているサービスを紹介します。

日鉄興和不動産と日鉄コミュニティが、分譲マンションの管理業務の一部にAIを活用した先進的な管理サービス「リビオAIスマート管理」を共同開発しました。AIを活用して4か国語で入居者を24時間365日サポートし、スマートフォン等を介して気軽にお問い合わせが可能です。また、管理会社から利用者への個別通知機能も実装しています。
入居者がチャットで気軽に相談でき、AIが答える。AIが学習していくので、次第に有効な提案を行えるようになる。アプリと連動することで住民の様々な要望に応えることが可能になる。このようなイメージです。
DXを推進するAIポータルメディア「AIsmiley」| AI製品・サービスの比較・検索サイト
これらの最新テクノロジーを活用することで、分譲マンションの管理のトラブルを効率的に解決することができます。また、住宅管理業務を行う際に必要な情報を収集するためのデータベースを構築し、AIを組み合わせることで、住宅管理業務をより効率的に行うことができます。これらの最新テクノロジーを活用することで、分譲マンションの管理のトラブルを解決することができます。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。今後の運営改善に生かしていきたいと思います。感想、疑問、指摘などなんでも結構です。是非コメントをお願いします。(一番下です)

SNSでフォローして、是非仲間になりましょう。

コメント