日清紡HDが、太陽光パネルの寿命2倍にする保護フィルムを開発 家計の収支計算はどう変わる?

2014/06/06の日経産業新聞の記事で、太陽光パネルの寿命を2倍にする保護フィルムを開発し、15年から販売を計画しているという記事がありました。高温多湿の環境でも発電性能の劣化を防ぐものらしいです。寿命を従来品の2倍の40年に延ばすことができるとしています。

もし、本当に太陽光パネルの寿命が2倍もつということになれば、40年間の収支計算を考えた場合、20年目に訪れる設置の修繕入れ替え費用がいらないことになり、非常に有利になりますね。これは使うしかないという結論になりそうですが、まだまだ問題があります。

それはメンテナンスコストの問題です。

太陽光発電のパネルの汚れなどで太陽光発電システムが故障した場合、修理にはそれなりの費用が掛かりますし、また修理箇所によっていは、修理期間中は発電できない場合があり、売上に響いてきます。今回新たに開発された保護フィルムはどの程度故障リスクを減らしてくれるのか未知数です。

太陽光パネル以外の故障が発生する可能性がある個所
1.太陽光パネルのフレーム ・・・ 破損および変形
2.架台 ・・・汚れ、傷、さびまたは破損
3.ケーブル ・・・傷や破損
4.屋根葺材 ・・・屋根葺材の破損、ずれ
5.電線管 ・・・配管の傷、腐食
6.接続ケーブル ・・・損傷 傷、破損
7.外箱 ・・・腐食 破損 傷、さび
8.パワーコンディショナ ・・・腐食及び破損 傷、さび、腐食、破損
9.通気 ・・・ フィルタの目詰まり

今回開発したのはパネルの内部に組み込んで、雨水の流入を防ぐ保護フィルム、このフィルムを設置することでパネルの寿命が伸びることは期待できそうです。ただ上に書いた通り、パネル以外の故障・取り換えがあります。通常、このような設備は20年たてば、取り替えが必要ですし、保護フィルム自体の設置費用もどの程度か未知数です。このような点に注意しつつ総合判断する必要がありそうです。

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