ゼロ金利政策解除 住宅ローン金利が跳ね上がる時、返済額はどう変わるのか

住宅ローン金利が過去最低に 変動型は0.5%台に突入しているようです。
こんな安い金利でも銀行間の貸し出し競争は激化する一方です。カスカスの利ザヤしかないのに、銀行が低金利競争に走るのには理由があります。

銀行が低金利競争に走る理由

➀ その顧客から得られる住宅ローン単体の利益は薄くても、口座を開設することで住宅ローン以外の商品を売り込むきっかけになります。つまり将来の顧客取り込みを狙っているのです。

➁ 近い将来金利が上がった時に、変動金利から固定金利商品への乗り換えによる、利ザヤ収入の増加を狙っているのです。
事実変動金利と、固定金利の金利差は広がっています。金利政策変更の可能性が今より高まってくればくるほど、固定金利は上がっていくでしょう。変動金利が上がった(上がっていきそうな)ので、固定金利に乗り換えたいと思っても、時既遅し、固定金利はかなり割高になっていることでしょう。

変動金利を選択した場合のリスク

我々借りている者(借りる予定の者)としたら、どのような点に注意していったらよいのでしょうか?。変動金利の一番の弱点は金利上昇した際、もろに返済額に降りかかってくる点でしょう。

住宅ローンの変動金利は、市中金利に連動していますから、将来金利政策が変更された場合に当然影響を受けます。現在のゼロ金利政策が解除されたら、当然住宅ローン金利も影響を受けます。

仮に現在が、変動金利が1%だったとして、1.5%に上がった場合、返済額はどのように変化するのでしょうか?
下がシミュレーション結果です。どうですか?0.5%上がっただけで、返済額はかなり上がっているのが分かります。

金利上昇した場合のシミュレーション

平成26年7月1日に住宅購入資金を2000万円(変動金利1%、期間35年、元利均等返済、諸費用61万円)借り入れ、平成27年7月1日に変動金利が1.5%に上昇した場合

月々の支払 5万6千5百円 ➡ 6万1千円    4千5百円以上アップ!
年間支払  67万7千円  ➡ 73万1千円   5万4千円以上アップ!

金利上昇リスクが高いのはどんな場合か

変動金利が上昇しても、返済の残り期間がどのくらいかで返済額の上昇度合いは違います。

上記条件と同じ、当初借り入れ金額2000万円、元利均等返済 変更前金利1% 変更後1.5%
諸費用61万円の場合

住宅ローン残期間 34年の場合
56,457円 ➡ 60,974円 +4500円
住宅ローン残期間 20年の場合
56,457円 ➡ 58,555円 +2098円

このように、ローン残期間が長ければ長い方ほど、その影響は大きくなります。
たかが0.5%とたかを括っていませんでしたか?金利上昇による返済額の増加は思いのほか家計に打撃を与えます。政府はインフレターゲットを2%に定めており、それが定着する頃がゼロ金利政策の転換点となりそうです。次回は金利が上昇した場合の対策について考えたい思います。

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