無断でペットを飼っている人を見つけた!。管理組合が、住民の飼育しているペットを手放してもらう方法

ペットと生き別れになるシーン 人と猫 管理組合の運営

ペット飼育禁止の分譲マンションで、ペットを無断で飼っている人がいたら、管理組合(理事会)は注意勧告を行うのですが、簡単にはペットを手放してもらえないケースがあります。

そんな場合、住民がペットを手放しやすくする方法をアドバイスしてみましょう。
愛着のあるペットであるなら、なおさら手放すのに高いハードルがあるでしょう。

上手くコミュニケーションを取りながら手放すよう導いていきましょう。

無断でペットを飼っている人がいてなかなか手放してもらえない。手放してもらう方法を探している管理組合(理事長、理事会)

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注意喚起/警告を無視・話し合いの場で拒否された

無断でペットを飼っていて、理事会等で問題視されれば、まず注意喚起や警告をするでしょう。この段階でペットを手放してもらえれば問題はありません。

何度警告をしても状況が変わらない場合、本人との話し合いの場を持つ段階になります。

話し合いの場ですること

次に、話し合いをする段階です。話し合いの結果、ペットを手放してもらえればこれも問題はありません。しかし、手放せない色々な言い訳を言うことも多いでしょう。

・家族と同じで愛着もある。手放すに忍びない。
・他に飼っている人もいるのに何故私のところだけ言うのか?
・待ってほしい。努力します。
・保健所で殺処分になるのは忍びない。  ・・・・等々

管理組合として、マンション全体の管理運営を行っていかねばならず、住民には決まりを守ってもらわなければならないことを理解してもらい、話し合いを重ねましょう。

手放してもらうことになった時
手放してもらう約束を取り付けた場合、確実に履行してもらう為、書面で残すと履行確率が高まります。所謂「一筆書く」ということです。

いつまでに、何を(ペットの種類(犬、猫)等)、何匹(全頭数か、一部か) 同席者の氏名、捺印
ここまでできれば、上出来でしょう。

話し合い自体を拒否されたらどうするか

話し合い自体を拒否される、連絡がとれないことも往々にしてあります。そんな時試してみてもらいたいことはこれです。

話し合いを拒否されたときの対応策
①管理員さんに、その人を見かけたら声をかけてもらうよう依頼する
②管理員さんにペットを見かけた。排泄物をみかけた。鳴き声を聞いた等記録を取ってもらう。(写真もあると更に有効)(☆要注意)
③防犯カメラの記録を保存しておく(☆注意)
④理事の実筆のお手紙を書く
⑤マンション内の知り合いを通じてアポイントを取ってみる

は、管理員に直接言うのではなく、管理会社に相談してください。管理組合の役員でない方は、理事会に起案してもらうよう管理会社のフロントに相談するか、理事に相談してくださいね。

も①と同様です。記録を取るのは重要です。後々裁判になれば証拠になります。写真を残しておくと更に有効ですが、注意しないといけないことは、本人のプライバシー(個人情報)です。住民の写真、住戸内の風景等、本人の了承もなしに写真を撮れば、プライバシーの侵害となります。

も住民一人ではできませんので、先に管理会社のフロントに相談してみてくださいね。この段階ですと理事会で既に審議検討されていると思いますので、通りやすいでしょう。これも②と同様、プライバシー(個人情報)の侵害に注意しないといけません。

は理事さんの裁量次第です。実筆のお手紙は読んでもらえる可能性が高いです。

 

は、理事会や理事長に相談をしてみましょう。

ペットの里親探し

なんとか、ペットを手放してもらう事を了承してもらえそうな段階になって問題になるのが、どうやって本人が納得して手放すかです。

ペットを飼っている人にとって、愛情を注いだペットを手放すのは精神的につらいものですが、良い里親を探しあてることによって、手放すのを助けることができます。

良い里親を探すための準備 ~ペットの状態がわかるようにしてもらう~

適切な里親を見つける前段階でペットの状態を整理してもらいましょう。ペットの年齢、気質、健康状態、食事や運動の必要性など特別なニーズがわかるようにしておくことをお勧めしてください。
これらの情報は、現在のペットの要求を十分に満たすことができる里親を見つけるのに役立ちます。

ペットのプロフィールを作成しておけば、里親になってくれる人を引き付けることができるでしょう。

民間の里親募集組織への申し込みをお手伝いする

インターネットで探すと、候補が検索できます。ペットを飼っている人に情報提供をすることで、動いてもらいやすくできます。

保健所への引き取りについては、殺処分を気にします。環境省の統計資料によると、犬猫の殺処分数は年々減ってはいますが、責任のある飼い主にとっては、最後の手段でしょう。

一方、アメリカでも、米国動物虐待防止協会(ASPCA)によると、米国では毎年約650万匹のペットが動物保護施設に入り、そのうち約150万匹が安楽死させられています。

インターネットの里親募集掲示板、里親募集に特化したSNS等を使うよう提案する

これは有名なサイトです。飼っている人に情報提供してあげて下さいね。

里親募集|ジモティー (jmty.jp)

動物愛護団体への引き取りを提案する

動物愛護センターへ相談すること提案してもよいでしょう。

定期的に本人と連絡をとる等、引き取りの進捗を追いかける

上記の方法で里親探しを後押しするのですが、時間がかかる場合が多いです。
定期的に状況を確認することも重要です。(現在どのような状況なのか、今後の予定はどうなのか)
人によっては、里親候補からと言わせ、面接、自宅訪問、ちゃんと飼ってくれる環境かどうか、等周到に行うこともあるでしょう。

進捗と、出来れば引き取り予定日を教えてもらって下さい。

どうしても手放してもらうことを了承してもらえない場合

法的措置を検討していることを周知する(強硬策)

マンションの規約では罰金を科す、刑事罰を科すことはできませんが、法的措置を検討することができます。
それを周知文、理事会・総会議事録にて知らしめるのも有効な手段です。実際に法的措置を行わないとしても、管理組合の本気度が伺えます。

ペットの一世代飼いを許可(妥協策)

例えば、他の住戸でも、ペット飼育が散見される場合、それを言い訳に手放さない場合があります。
その場合に、マンション全体でペットの一世代のみ飼育を許可する方法があります。

・マンションで飼っている全てのペットを報告してもらう。
・一世代飼いを容認する規則を制定する。(理事会決議で可能)
・飼っているペットをリスト化する
・定期的にリストを更新し、ペットが死亡するまで進捗を追う。

まとめ

ペットを手放すことで、飼った人も代償を払うことになります。
一方、住民にも、「迷惑や心配をかける」「管理組合運営に負担がかかる」等、心配と負担をかけることになります。
最初からペットを飼わないのが一番いいのですが、飼ってしまった時にも、なるべく傷が浅い早いうちに対処したいですね。

 

コメント

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